2011年9月12日月曜日

23番 H.M 20110911 ススキ真立花

ススキを真、副、請に使った立花です。前日にお師匠様のところでいけたのですが、特にススキが上手く入らず、自分で手直しをしました。

【材料】 薄、桔梗、女郎花、紫陽花、檜扇、ナツハゼ(ゴンスケ)、槿

紫陽花の胴、下段大遣い(夏ハゼ:前置き、流枝

ススキは幅の広いしっかりしたのを探して走り回りました。遠く離れた河原で余り納得できないのを採った帰り道、家の極近くの空き地に立派なのが群生している事に最後の最期に気が付きました(笑い。歩いて2分!!

水切りして、深水に浸け、ビニール袋で覆って6時間程養生をした上で使いました。

作業メモ
ススキ
・中心部分のヒョロヒョロした葉を取り除くべし。
・葉の根元は比較的自由に回転させる事が出来る。
・葉は大抵長過ぎるのと、先の10cm~20cmぐらいは腰が無いので切って整形した方が綺麗の様な気がします。
・出を作るのに、20番の焼き針金を2重にして入れましたが、ススキは根性があって(笑い、いつの間にか元に戻ります。18番を使った方が良かったのかもしれません。
・針金は、ハカマを緩めた上で、茎とハカマの間に差し込みハカマを元に戻し、細い針金で縛ると楽だし仕事が見え難いかなと思いました。ススキの軸はすっきりとした直線なのでこの処理が気に入っています。
・針金を外に添えて、ビニールテープ→フロラテープと巻き上げると、ポッコリと膨れるので、いきなりフロラテープで巻いてみましたが、支障は無いようです。ハカマの中に針金を入れるのは、どこでもと言う訳には行きませんから(ハカマの上端でないと出来ない)いきなりフロラテープとの併用にしました。

下段大遣い
前置きと縁をつなげるために、流枝は通常よりも前に挿し、縁をつなげるための小枝と合わせて夏ハゼ3本が並ぶように。木留のムクゲは流しの後ろから前に働く。前置きに寄せるべし。

今回は、副と見越しが左右に野放図に広がっていますが、花展では幅は90cmに制限されますから、もっと狭くいける練習もしなきゃと思っています。

台が水平ではないのですね。こんなに曲ってるのに、気が付かないなんて、やっぱり私の目は節穴です。

ご指導よろしくお願いします。

4 件のコメント:

  1. すすきの水あげも大変だし、いけるのも大変。なかなか綺麗にいけれないものだよね。
    このすすき本当に綺麗だわ~。

    だんだん、上達していきますなぁ~。

    私も負けていられないわぁ!!

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  2. 花展用の試作ですか?
    綺麗ですねぇ~。

    すすきを取りに行く時は、小瓶に酢を持って行って、切ったら即、切り口を酢に浸してあげると水が上がるようです。
    私も実行してみたのですが、これで上がったのか、たまたま上がったのか、、、よく解らないけど、あがりました 笑

    私もがんばろう・・

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  3. T.Fさん コメントありがとう。

    自分で採ってきたのは、元気が良くていけていても楽しいです。

    藪蚊にやられたのと、ススキの葉で擦り傷が出来て痒い痒い。

    頑張りましょう

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  4. K.Tさん コメントありがとう。

    柴田先生の「守破離」のある作品にインスピレーションを得て(笑い)のお稽古です。相変わらず似て非なるものしか立てれません。

    ススキにはお酢ですか。今度試してみます。家から2分ほどのところに群生してるので、今回まとめてススキの扱いを練習しようと思っています。

    ススキは面白いです。

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