2013年8月25日日曜日

夏季講習 かきつばた一色・蓮一色

1日目:かきつばた一色





花材は一括購入(今回は6,800) 個人で準備しても可
花は7本。
大サイズの受筒と中サイズの受筒を同じ高さで真・副に使用。(かきつばたのサイズにより、請や正真にも使う)
花には組葉が向かい合って入る。
針金は最小限にとどめる。垂直で#24、水平で#22。
焼または緑針金#22#24#26は葉の出の制御に。
河骨には葉も花も#20を首まで貫通。

水揚げポンプは初めて使いました~
というか。。
かきつばたの立花が初めてです。
一度チャレンジしてみたかったので、いい機会となりました。
この日の終了は7時でした。



2日目:蓮一色




※真の葉がこちらを向いているのは水が下りてきてしまったためです。
 生け始めは上を向いていました(いいわけ!)。針金の入れ方が甘かった・・(*_*)

花材は一括購入(今回は8,500) 個人で準備しても可
特大サイズの受筒と大サイズの受筒を同じ高さで真・副に使用。
瓶口から受筒までの高さは花器の高さと同じにとる。(普段より高めを心がけて)
中サイズの受筒を請に、真の受筒の高さの1/2にとる。
真の受筒の裏側に、立花棒を立ててしっかりしばっておく。
針金は#16、#18、葉に応じて、1本2本通す。
外に針金を当てる場合には、ビニールテープで巻く。
河骨には葉も花も#20を首まで貫通。


葉の首の部分に針金が入っている事が大切で、葉の向きをコントロールすることが、コツなようです。
巻葉であっても、首の向きをコントロールしています。
針金を通す際に、茎表面へ突き抜けてしまった場合には、ビニールテープで巻いて補強すると、
水を送り込んだときに漏れがマシでした。
ビニテはきゅっとひっぱって必要最小限にとどめておくと目立ちません。

一括購入のセットでは、中村先生の美学に追いつけなかったらしく、
追加で前置きの開き葉1本、留めの巻葉2本、請側の胴脇に巻葉1本を買い足ししました。
追加1,100。

蓮に至っては、触るのも初めて。
茎がレンコンのような穴があいていて、今更ながら、、レンコンだーと思いました。笑
受講するまでは、とっても敷居の高い花だと思っていましたが、
受けてみると、とても面白いのです。
#16、#18がするする入る、すかすかの茎。
ポンプで送りこむ水が見えるのも面白いし。

葉が大きいので、どうしても作品が大きくなります。
私としては過去最大のサイズを記録しました。 測ってはおりませんが~
(生け直して測りました~、花瓶口から約1mでした。)




後感
Mちゃんに「まだ空があるよ~」と声かけていただいて受講してきました。
かきつばたはやってみたいなーと思っていた所。
でも、蓮は・・上にも書きましたが敷居が高いと思って、戸惑いもありました。
先生のお友達先生が、かきつばたの方が大変、とおっしゃったとか。。
行くまではへ~と思ってたのですが、行ってみて納得。
人それぞれかもしれませんが、、、
蓮もかきつばたも、きっちり正風体です。
かきつばたは花の状態、姿、葉の状態で、行く通りものパターンが発生します。
でも、蓮は、葉のサイズの比率で真請控を決めたら、後はパターンに乗っかるしかないのです。
巻葉のサイズはいろいろありますが、比率を考えれば、置くべきところに配置するしかない。
各種パターンが発生しないのです。
後はひたすら切って、針金を通し、水を送る。(or水を送って、針金を通す。)

手直しの時に先生がおっしゃいました。
「蓮は、胴・前置・留めの河骨、ここが勝負」


花材費もどんなにかかるんだろう???と心配になり、
前日に花市さんに問い合わせたところ(笑)
両方あわせて、16,000ぐらいですかね~ と。
確かにそんな感じになりました。
ちょっと高めの立花・・ぐらいで済みました。


本でみるより、やった方が楽しい。
みなさんも、是非!!







2 件のコメント:

  1. すごい!すごい!すごーい!(^ω^)
    すごく綺麗!
    かきつばた、今年1度立花を地元で習ったが、いまだに葉のおく位置が分からない(((・・;)まだ感覚でいけている私…。(´・д・`)胴の辺りがいつもわかんないんだよね~(-_-;)

    蓮、針金を2本添えるんだね~茎に穴がいくつも空いてるからかなぁ?みずあげも楽しそう!触ったこともないから興味津々!来年チャレンジしてみようかなぁ~(^ω^)

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  2. 綺麗かどうか・・は重要だし、感覚ってもの大切と思うよ。
    私も胴のまわりは??だったけれど、特に何もおっしゃらなかったから、
    裏表、ツメの向き、他との調和なのかな~という感じだった。

    蓮、面白かったのー
    家に大きな器ないし、おそるおそる立花カリキュラムの花器に生けてみたけど、
    これがまたいい感じに収まって。。
    いい経験でした(^_^)v

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