11月の報恩講で直真立花をいけなさいと先生から指摘され、指導を受けました。その復習も兼ねて今回の冬期講座で直真立花を受講し、2日間で一作品を作ってきました。講師は小林清高先生。
写真�� 教室で撮った写真
写真� 家に帰りいけ直しました。(雰囲気が全然変わりますね(汗))
〜花材〜
真、正真、流枝、後囲:松
副:柳
受、控:梅、梅苔木
胴:伊吹、シャレ木
前置:柘植
副下、見越:桧
色切:柾木
大葉:枇杷
あしらい:水仙、シャガ
草留:小菊
木留:椿
文化わら込み使用
〜ポイント〜
�直真立花の基本の花形
・基本三カ所遣い
・あしらいを入れる
・前大葉で真をしめる
・順草下り
・立花三木(松、桧、伊吹を入れること)
�真は花器の3倍〜4倍の高さ。真と正真の若松の頭はバランスをとる為に短くカットし、合釘で留める。
�正真は真の3分の2。大葉の位置を真の2分の1とする。副は正真の4分3からでる。受は真の4分の1から出て、控え、流と出は下る。
〜感想〜
生徒さんは30人位。ベテランそうなおじ様やおば様方ばかりで、教室に入ったとたん汗が・・・(^^;)私一人浮いた感じでした。
11月に一度経験したとはいえ、全てを一人でするのは初めて。大葉やシャガは先生がしているのを見ていただけで、初めての扱い。水仙、松の付け葉、シャレ木、梅苔木を扱うのも、若松をカットし合釘を打つのも見たこともなく・・・、何もかもが初めてで汗だくでした(゜Д゜;)。
しかし、周りの方々に温かく見守っていただき、何とか時間ギリギリに仕上がりました。
小林先生もキョロキョロしてる私を心配してくださったのか(^^;)、ちょくちょく来ては優しくご指導下さいました。先生はお花を褒めるよりも、「若いのに偉いねぇ。松を使ってるんだよぉ。すごいねぇ。」と言ってました(笑)
仕上がりは上手かどうかはさておき、教室の皆さんの助けと、先生の熱心な指導のお陰で何とか完成!!
まだ立花に慣れていないせいもあり、とにかく時間との戦いで本当に大変でした。する事が多すぎて、次に何をしたらいいのかが分からなくなるんです(^^;)
一つ一つ花材の扱い方を本で調べ、先生を頼り、周りの方の作品を見て回り、ものすごい疲労感でした。しかし、そこで得たものは今までになく大きなものでした。
京都から戻り、直ぐに私の先生にお礼の電話を入れました。
先生も冬期講座を勧めたものの、すごく心配して下さっていたようでした。そして先生は、「前にも言ったけど、あなたに与えられたこの環境に感謝しないといけないわよね。」とおっしゃぃました。
本当にそうだと思います。立花を置く場所(皆が見てくれる場所)が与えられていること、健康であり、京都まで行き学べる環境であること、先生に出会ったこと、今置かれているこの環境すべてに本当に感謝しています。
先生と電話で話していると、ほっとしたのか色んな思いが込み上げてきて涙がこぼれそうでした。
今回の講座を受け、レベルアップしたというより、やっとスタート地点に立てた気がします。
文の長い投稿になりましたが、最後まで読んでくれた方ありがとうございました(・∀・)
P.S.
エレベーターで偶然由紀さんの旦那様と一緒になり、どーしよー!本物や!超格好いいし!と緊張していると、「どちらから来られたのですか?」と声をかけていただきました(o^^o)エレベーターを降りるときも、レディーファーストで「どうぞ」と先に降りさせて頂きました。紳士的で格好よくて、さらに偉ぶった様子は全然なくとても腰の低い方でした。ちょっとラッキーな日でした。ウフ。