2011年12月27日火曜日

立花_水仙 15番K.T


H.Mさんの冬季講座の水仙一色とT.Fさんの前向きなご意見に感化されて、、
お正月向けに水仙を生けてみました。
水仙は別件で、雪が積もる前の日に採取していたもの。
(普通の立花のお稽古に使うつもりでしたが、使わなかったんです。)
現在は雪の下でくしゃくしゃになっていることでしょう・・・
自宅に自生する水仙なので華奢で短めなのです。
前置も寒菊だとよかったのですが、小菊で代用です。。
花は5か所。
控と流枝は2株。役枝以外は請内と副下に1株ずつ入れました。
真の花の位置が高めだったように感じます。
それより、なにより、、
このがっしり系の花器とは合いませんね!!
すっと細めで高さもある花器が一つあるといいなぁ。。。





陽方

 陰方

流枝の足元です。
出の位置と剣山の上あたりを26・28番焼針金で縛ってます。
剣山の上の縛り位置を揃えれば綺麗だったかな・・・
焼針金は水に浸かるとすぐ錆びるので、水に浸からないように縛ったつもり。。

胴の花



花を整える方法って、いろいろあるのかな?
以下、うちの先生の方法です。

花の長さを決めて、カットした後、20番の生針金で花の上まで突き抜けます。

30番の焼針金(短)を半分に切り、その中心を挟む。しっかりぺちゃんこにする。
写真は2本ですが、もっと花を使うなら30番を増やします。
花一輪に30番は1/4本ということになります。






茎の中へ引き戻す。薄い皮を破ってしまいましたが、ここは何事もなかったかのように収めたい。

30番は1本ずつ花首に巻きつける。
自宅生けだったりすると、余った針金は次のつぼみの為に放置してます。







花は好きな方向へ向きます。



2011年12月24日土曜日

18番T.F 水仙なげ葉 追加2011/12/24


今日のT.Fお花教室は水仙二株をしました。水仙の質がとても良く、皆さん初体験でしたが袴を破らず上手にいけてました。
写真は・・・ありません。
まだ、水仙の扱いに慣れていないため恥ずかしくてお見せできないってのもあります(^^;)
水仙を教えるのにはまだ20年早いような気がしました(汗)。しかし、これも生徒さんのお陰で良い経験をさせていただきました。お付き合いしていただいてありがとう、生徒さん(・∀・)。
さて、先週京都から戻り沢山花材が余ったため、庭にある花材を使って立花をいけてみました。
買ったのは水仙だけ。計390円。
〜花材〜
柳、梅、ツツジ、伊吹、水仙、松、小菊、柘植、びわの葉
(後ろ囲いを入れるのを忘れました。写真にはありませんが、撮影後ちゃんと付け足してあります(汗))
はぁ・・・。全くまとまりがありません・・・。最近、水際をみると左側より右側に枝が集中してしまい、中心がずれたように見えたりします。きっと枝振りに気を取られ基礎が曖昧(いいかげん)になっているのだと思います。
ここ数ヶ月高度な立花を扱っていたため、自分の中で混乱している模様(^^;)
もう一度、基礎から勉強し直そうと思いました。
来年はうちの母が立花を習いたいといいだしました。母も昔は先生をしていたそうですが、子育てに追われ辞めたそうです。お花のお稽古も30年近くしていない人です。立花も未経験者。
立花を教えるなんて無理な事だとわかりながらも、この機会を自分の良いチャンスに変えていければと思い、実行していくことにしました。母に教えながら私も基礎から勉強し直そうと思います。
来年も初心に戻って頑張りま〜す(・∀・)ほどほどにぃ。

*-----*-----* 追加2011/12/24 *-----*-----*


先週いけた立花を再手直ししてみました。少しまとまったかな?
この作品は水仙なげ葉です。「もっといけたい立花」P63を参考にしました。

なげ葉を短くしようと思いましたが、なげ葉は長くていいのかなア?
結局、理解していないままいけ直してしまいました。


1、受のまっすぐの梅(ボク)を曲げ動きをだしました。
2、中央の梅(ボク)を少し高くし副下につながる感じにいけてみました。
3、副下の梅に動きを加えました。
4、副下の下にある3枚葉はどう脇になるのかなぁ?加えました。
p.s 下段大遣いはたぶんしちゃダメだと思います。ここは練習ということで目をつむってください。
この梅と水仙に苦戦しました。



ボクにネジ釘やカナヅチなど使いかならいけたのでかなり時間かかっています。前回は四時間ほど。今日は二時間ほどかなぁ。やっぱり、立花は時間かかるね。
もし、皆さんだったらどこを直すでしょうか。もし、先生だったらどう手直ししてくださるのだろう。


2011年12月20日火曜日

二重生_素馨 15番K.T


素馨 ・小菊・中輪菊

花も芽も、何もないけどこの時期よく入ってくる素馨 。
冷たいからすぐ折っちゃうんだよね。。。あーあ。
そろそろ木瓜がこないかなぁ~~なんて思いながらお稽古に出かけたのに、残念!
足元の曲りが反対で、枝は5本しかないし、
「じゃあ、逆勝手ね♪練習練習!」と軽ぅくおっしゃる先生。
先生、めっちゃ楽しそう(-"-)
実は入門~二重を習い始めた頃までは、逆勝手でした。
嫁に行って変わるのは、苗字や家だけではありませんでしたね。。
勝手も変われば、宗旨も変わる。
宗教まで変わらざるを得なかった知人もおります。
神が変わるんだよ~神が。。
習慣だって変わるし、食べ物も変わります。

そりゃあ、、、ねぇ。
体型だって変わりますよ (^m^)
そして性格・・ いや、人格だって変わりますよん 笑

あれ、横道 笑

ヒーターの前で十分あたためれば、素馨もかなり融通がききますが、
それすると持たないですね。。
つんつんした花になっちゃいましたが、
時には勝手の違う花を生けるというのも、なかなか頭を使いますね。。。



先週末はとうとう雪が降りました。
少し郊外まで行くと、除雪車が通った様子です。
私の所はそこまでなくて、、
現在は跡形もなく消えてゆきました。

今日の伊吹山はこんな感じ。

ちょっと寒い~


雪、降りましたか?

2011年12月12日月曜日

23番 H.M. 冬季研修 水仙一色 立花

写真1:富士山
写真2:1日目 直真
写真3:2日目 除真





































一枚目の写真は言わずと知れた富士山。

京都の研修の前に富士の裾野に行ってきました。

絵や写真でお馴染ですが、こうしてまじまじと見るのは実は初めて。毎日表情が変わり、見飽きませんでした。

2枚目の写真第一日目の直真(拝み真)です。

講師は中村先生。

花材は、水仙、寒菊、シャガ。
請は3枚。

請内に4枚の株を使いますが、請の葉と交互に出るように調整する技法が面白かったです。

写真では胴の葉が重なって判り難いですが。

胴脇に2枚と3枚の株を配しています。私は、胴と同じく左右共に手前に倒していましたが、手直しで右の3枚の株を後に倒されました。手直し後の他の生徒さんの作品を拝見いたしますと左が後だったり一定していませんでした。後ろに働かせたら、胴脇ではなく請下になるのかもしれません。

中村先生には、随分と丁寧に指導をして頂きました。他の生徒さんは、先生が具体的に手直しをされて一発OKなのに、私はここをこう直してと言うだけで行ってしまわれる。5回も指摘を受け、直し、ようやくOK。有難かったけど、自分でやらなきゃ判らない奴と思われたんだろうなあ(汗。


3枚目の写真は、2日目の 除真です。
上津原先生は初めてでしたが、含蓄のあるお話が印象的でした。

2代専好の時代は針金が一般的でなく、竹ひごを用いたと言う話には少し驚きました。

ただ、今日のお花を具体的にどうするか、方法に関してのレクチャーは殆ど無くて、ただ一言 「真の出を低くしていけなさい」だけ。 ??が飛び交いましたが、とにかくいけました。

請を強くしたので、左流枝としました。普段やっているように、少し後ろに振っていましたが、手直しでグッと前隅に持ってきたのでかなり長く感じます。

私は陽留を水仙、陰留を寒菊としていました。左流しを前隅に振ったので、ここは寒菊の方が居心地が良いと指摘を受け、左右を入れ替えました。

前置きの寒菊は、1日目の指摘で胴との間が空かないように、短い枝で締めましたが、陰留との間もスカスカしないように縁をつなげる感じで2、3本の寒菊を挿して頂きました。

水仙の葉に入れる針金、20番だと堅過ぎる気がして、私は22番、24番を使います。上津原先生が、手直しの時に、「針金の使い方が私と同じですね」と言って下さったのがなんか不思議に感じました。

隣合わせになった同郷(福岡)の方から、初対面にも関わらず私の花の活け方やら特徴やら、思いもかけず、色々とお話を伺いました。そんな見方もあるんだなあ・・・

水仙は、袴から10cmぐらいは白っぽいですよね。受け筒から出た部分にそれが見えるのが私は不自然に感じたので、そこを切り捨てたので作品が少し小さくなりました。

スーパーの野菜売り場の根深ねぎが水仙の袴に見え少し焦りました。

今回は受講者が多くて、4階のお部屋でした。隣の教室は「幹作り」。まるで木工教室の様な音が聞こえて来ました(笑。
その音を聞きながらエレベーターでご一緒させて頂いた先生から「次回は幹作りですね」とけしかけられて、少しその気になっています。

花市さんにマスバデリアの開花株が(1800円) 3色、当たり前のように並んでました。
今回は使えなかったけど、使ってみたいです。

2011年12月11日日曜日

直真立花 冬期講座 18番T.F


11月の報恩講で直真立花をいけなさいと先生から指摘され、指導を受けました。その復習も兼ねて今回の冬期講座で直真立花を受講し、2日間で一作品を作ってきました。講師は小林清高先生。
写真�� 教室で撮った写真
写真� 家に帰りいけ直しました。(雰囲気が全然変わりますね(汗))
〜花材〜
真、正真、流枝、後囲:松
副:柳
受、控:梅、梅苔木
胴:伊吹、シャレ木
前置:柘植
副下、見越:桧
色切:柾木
大葉:枇杷
あしらい:水仙、シャガ
草留:小菊
木留:椿
文化わら込み使用
〜ポイント〜
�直真立花の基本の花形
・基本三カ所遣い
・あしらいを入れる
・前大葉で真をしめる
・順草下り
・立花三木(松、桧、伊吹を入れること)
�真は花器の3倍〜4倍の高さ。真と正真の若松の頭はバランスをとる為に短くカットし、合釘で留める。
�正真は真の3分の2。大葉の位置を真の2分の1とする。副は正真の4分3からでる。受は真の4分の1から出て、控え、流と出は下る。
〜感想〜
生徒さんは30人位。ベテランそうなおじ様やおば様方ばかりで、教室に入ったとたん汗が・・・(^^;)私一人浮いた感じでした。
11月に一度経験したとはいえ、全てを一人でするのは初めて。大葉やシャガは先生がしているのを見ていただけで、初めての扱い。水仙、松の付け葉、シャレ木、梅苔木を扱うのも、若松をカットし合釘を打つのも見たこともなく・・・、何もかもが初めてで汗だくでした(゜Д゜;)。
しかし、周りの方々に温かく見守っていただき、何とか時間ギリギリに仕上がりました。
小林先生もキョロキョロしてる私を心配してくださったのか(^^;)、ちょくちょく来ては優しくご指導下さいました。先生はお花を褒めるよりも、「若いのに偉いねぇ。松を使ってるんだよぉ。すごいねぇ。」と言ってました(笑)
仕上がりは上手かどうかはさておき、教室の皆さんの助けと、先生の熱心な指導のお陰で何とか完成!!
まだ立花に慣れていないせいもあり、とにかく時間との戦いで本当に大変でした。する事が多すぎて、次に何をしたらいいのかが分からなくなるんです(^^;)
一つ一つ花材の扱い方を本で調べ、先生を頼り、周りの方の作品を見て回り、ものすごい疲労感でした。しかし、そこで得たものは今までになく大きなものでした。
京都から戻り、直ぐに私の先生にお礼の電話を入れました。
先生も冬期講座を勧めたものの、すごく心配して下さっていたようでした。そして先生は、「前にも言ったけど、あなたに与えられたこの環境に感謝しないといけないわよね。」とおっしゃぃました。
本当にそうだと思います。立花を置く場所(皆が見てくれる場所)が与えられていること、健康であり、京都まで行き学べる環境であること、先生に出会ったこと、今置かれているこの環境すべてに本当に感謝しています。
先生と電話で話していると、ほっとしたのか色んな思いが込み上げてきて涙がこぼれそうでした。
今回の講座を受け、レベルアップしたというより、やっとスタート地点に立てた気がします。
文の長い投稿になりましたが、最後まで読んでくれた方ありがとうございました(・∀・)
P.S.
エレベーターで偶然由紀さんの旦那様と一緒になり、どーしよー!本物や!超格好いいし!と緊張していると、「どちらから来られたのですか?」と声をかけていただきました(o^^o)エレベーターを降りるときも、レディーファーストで「どうぞ」と先に降りさせて頂きました。紳士的で格好よくて、さらに偉ぶった様子は全然なくとても腰の低い方でした。ちょっとラッキーな日でした。ウフ。

2011年12月4日日曜日

青年部研究会_三種生 15番K.T


雲竜柳、たにわたり、薔薇(スプレー)

12月4日は青年部研究会でした。
中研の土屋先生が来てくださいました。
講義は生花正風体と新風体の違いについて。
デモンストレーションには三種生、新風体、同一花材での三種生と新風体、サービスに1瓶生けて下さいました。
この、サービスの1瓶が超私好みでっ (・・何様!?)
実技は自由だったのですが、ご覧の通り、三種にしました。


中研で、頭の中が真っ白になる程の衝撃を受けた三種生。
以来、かなり混乱(プチ・トラウマ!?)していたので、実技の花形も迷ったのですが、
折角の講習ですので、ここはチャレンジしないとね。
最初はニシキギを使うつもりで葉と花を探していました。
ニシキギは先週の立花の使わなかった花材ですが、なかなかしっかりした物が入っていたのです。
でもこのたにわたりを見かけて、、写真では真緑に見えますが少し褪せた色してます。
たにわたりフェチだし、これは使わないと、と。
ニシキギ・たにわたり・黄色のスプレー薔薇 ・・・と揃えてみたんですが、ちょっと違和感。
白い薔薇に変えようと再度お花屋さんへ行ってみると、雲竜があったんです。
ゆらゆら上がる姿を頂きっ と思ったのですが、
正風体に雲竜を真に使うのが不安で不安で・・
とりあえず全部の花材を持って行って、講義を聞いてから決めようと思ったのに、
またまた はぽ~~~ん と。。


今回の講義では、なるほど!と思う所があって、

役枝はドラマでたとえると主役、あしらいは脇役。
主役が素晴らしいドラマもあれば、名脇役が盛り上げるドラマもある。
ドラマを演出するのが私だ。 と。

(三種の場合に・・)
一株で生けるか二株に分けるか、分けた方がかっこいいなら分ければいい。
一株がかっこいいならそれでいい と。

それで思ったんです。

盛り上がっているか?かっこいいか? それでいいんだ! って。


なので、最初に思ったそのままに生けてみました。
OKでしたよ。
これもアリだと言ってくださいました♪









2011年12月3日土曜日

18番T.F 水仙三株いけ

◎水仙三株いけ◎
(写真1)
今日は水仙だったので竹の花器を持参し、花配りで頑張ってしてみたした。
が、先生はどうも花配りが気に入らないみたいです。毎回剣山を下に入れなさいと言われます。と言うのは、自己管理できないのに、(実家にいけるて置いておく場合)もし崩れた花をお客様が見たらどうするの?失礼だと。
確かにそうだなと思いました。お花はお客様へのもてなしの一部だしね。
だがそんなこと言っていたら、花配りの練習にならないよね(困る)
お稽古方法について、ちょっと戸惑ってます(^^;)。
次回からは普通のお稽古(剣山)に戻ることにしたほうがよさそう(^^;)。
家に帰って、配りの下に剣山を入れていけました。やはりピシッと!決まりました(笑)
教室では二株いけしてる人もいて、それを見ると三株よりも二株の方が品があって素敵だなと思いました。
◎二重いけ◎
(写真2)
二重いけの花器と花材をも持参し、姫ミズキ、菊、水仙を使っていけてみました。
二重いけの基本を勉強したかったのですが、先生はこちらについてもあまり良い顔をしませんでした。(今日は単なる先生の機嫌が悪かったのかもしれませんが(^^;))なので次回からは、立花や花配りなどは自主トレすることにしました。(悲しい・・・)
水仙の三株いけは花配りを使い、二株いけは井筒配りを使います。本には井筒配りの場合、青竹を使うと書いてありましたが、先生からは水仙の茎を使うようにいわれました。ちなみに、竹の棒を準備していたので使ってみると、滑ってうまく留まらなかったです(^^;)。水仙の茎ではなんとか留まりました。
先生には確認してないんだけど、ニ株いけの井筒配りの場合は、青竹、水仙の茎どちらでも使用OKなのでしょうか(^^;)?
◎クリスマス◎
(写真3)
先週、お花教室でクリスマスのお花をしました。うちは寺なのにね(^^;)。けど、皆さん喜んでいけていましたよ。何故か、その時の写真を撮るのを忘れました(^^;)。
余った花材を拾い集め、アパートのトイレにちょこっと花を飾ってみました。可愛いでしょ?
私はトイレに花を置くのが一番好きかも!狭い部屋にちょこっと花が置いてある空間がすごく癒やされるんですよねぇ〜。こんな私は変ですかね(笑)