2011年10月18日火曜日

中研(二年制土日)第四期_三種生

それでは、みなさんの作品を投稿いただきたいと思います!
じゃんじゃん投稿してくださいね。
1通の投稿メールに2日分の写真を添付、本文に感想その他、いろいろな想いを綴ってブログ宛てに送信してください。
もちろん、1日目で1メール、2日目で1メール、と送ってくださってもOKです。

今回も、自由花・3種生別に、投稿された記事から順次編集してまいります。
編集の都合上、投稿後、すぐ反映(表示)されないかもしれませんのでご了承下さいませ(^^)v



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29番K・W

薄・雪柳(照り葉)・桔梗

桔梗は自由花と同じです。
9月に三種生けのお稽古で、ソバ・雪柳・リンドウの組み合わせでお稽古したので、似た感じの花材を使いました。
薄が細くてボリュームが出ないのでちょっと苦戦しました。
手直しは雪柳の後ろあしらいを長いものに交換された事と副の溜を強調されました。
使用前はバックの写り込みも手伝って違いが判りにくいので省略。
どなたかが書き込んでましたが、三種生けはホントに自由みたいです。花材の取り合わせを師匠に尋ねたら、エニシダとリンドウの二種生けをお稽古していたからか、それにプラス万作を挙げられました。
でも「花材がつまんないから面白くないなぁ」とバッサリ否定。
季節の花材も取り入れつつ、線の質感の違うものが良いのかなと思います。
昔の教本の取り合わせはアタシのタイプではないので、今度もっと生けたいシリーズを見てみようと思います。


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18番T.F

前回の自由花もそうでしたが、今回の三種いけも混乱しました (^^;)
自分なりの三種いけのポイントを押さえておきます。

�挿し口は木物、草物はまぜない。なるべく草物は木物の前に挿してやること。
�三種いけが生まれた歴史の背景を思いながら、植物の性質や性情を生かしつつ伸び伸びといける。
�あくまで生花。真、副、体の形は残すこと。

一年後、三種いけの授業を思い出せるように。
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5番 M.U

生花は講義を受ければ受けるほど よくわからなくなってきました 今回も不思議な感じです


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23番 H.M
花材:ツルウメモドキ、ヤハズススキ、桔梗(白)

先日の野ばらの2種生けの時にお師匠様に尋ねたら、上段流しは、2種生けまでだと聞いておりました。「もっといけたい生花」の129pにツルウメモドキを真に使い上段流しに見える作例がありましたので、龍先生に確認をしたら、「三種で上段流しは使いませんが、その応用は可能です」とのことでした。要するに生花別伝の技法は使って良いけど、言葉は使ってはいけないと言う事のようです。

三種生けの発生の時代的背景から考えても、これまでの型の花から、草木の美しさを捉え構成する花に変貌した訳ですから、自由さが横溢した感じを表現したつもりです。

構想は良かったと思いますが、垂れ枝を立てるのが一苦労でした。実が一杯稔っていて重たいので、実をかなり減らしました。それに垂れた枝の先が左を向くべきだったと感じています。

ススキは、葉の向きを変えたり軸を溜める事を覚えていたので、真グループの2つのツルウメモドキの間にススキが納まり自己満足できました。ススキ真の立花の練習がこんなところで役に立つんだなあと不思議な気がしました。とは言っても、ススキの矯めはそう深くは出来ないので、ススキとツルウメが沿うように、ツルウメモドキの腰も右に振らず、奥に振っています。

手前の垂れ枝があるので、副は軽く、後の枝だけを挿していましたが、手前の実の殆ど無い枝を挿すように指示がありこうなりました。

ススキの葉よりも、穂が低いのは私の選択ですが、穂をもっともっと高く使うと言う手もあったと思います。一本のススキだけを見れば、穂が頂にあり、葉は必ずその下に付きます。私が、葉を高くしたのは草むらでは背の高いススキの蔭に、少し背の低いススキの穂が隠れている雰囲気を出したかったからです。でも穂をもう少し高く使って伸びやかさを出すべきだったと思っています。真グループの中でツルウメモドキと長さの対比が不足していました。


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15番 K.T

花材:赤柳、糸芭蕉、セイロンライティア


最初、赤柳を真に3本、後ろあしらいと副に糸芭蕉、体にセイロンライティアを入れ、生花に倣った花を生けましたが、
「もっと赤柳が生き生きと輝くように生けなさい。」と仰いました。
私は今まで、生花のスタイルに忠実に沿った三種生しかお稽古しておらず、
仰る意味が理解できません。
「わかりません。」 と言う私に、真をこの位置まで曲げ、副の葉を低くし、
「柳の太い線、細い線がはっきりと入るといいね。もう一度生け直しなさい。」と。
右へ出ている細い2本の柳を副の糸芭蕉の上に、糸芭蕉の葉は一枚で、セイロンライティアは3輪の状態で、手直しをいただきました。
糸芭蕉のボリュームが多いので、副の位置へ入れた2本は右へ配置し、体奥の位置へ、1/3にちぎった糸芭蕉を入れて、左右のバランスを取り、セイロンライティアは2輪になりました。

今まで、生花のスタイルに忠実に沿った三種生しかお稽古してこなかった私には、この講義はカルチャーショック。
セイロンライティアの可憐さに救われた一瓶です。

自宅へ戻り、この3種生を生けていると、私の後ろで見ていた義母(84)は、
「池坊とは違うなぁ。何習いに行ってるの?」と。

非常に保守的なお国柄です。
だから自由発想の三種生ではなく、生花スタイルの三種生が浸透していたのだろう・・と分析しています。

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