2013年10月27日日曜日

立花正風体 左流枝 11番



土日は花展でした。
花道会でしたので、池坊ばかりではありません。(池坊が一番多いですが・・・)
他の流派の方々の器や花材がみられるので、私はこの花展は結構好きです。

請の石化柳は先日、京都で自由花に使ったものです。
そのあとの立花のお稽古の時に何かに使えるかと持っていったら先生が、
「請にいいね」
とおっしゃったので、請はこの石化と決めていたのです。

で、請を目立たせて、他をあっさりとあしらおうと思い、洋花主体で配置を考えました。
想像してください。。
真にアンスリウム、副、見越、流枝にオクロレウカ、胴にはシャガとフリージア、正真にヘリコニア、控枝にも石化柳といった感じ。
先生の所で下生をして、請が強いけど、まぁいいかな~ぐらいの感じでしたので、
とりあえず、決定。
ただ、なんとなく、和花の方があうかなぁ。。と思って、洋花主体でも和花でもいいように花材だけは準備。

実はその後、先生が体調を崩されて煮詰める状態ではなかったのです。

生けこみの前夜に仮生けをしていて、ふと、「この花器、立花正風体に使っていいの?」疑惑に襲われ、先生のお友達先生に写メをした所、

「花器はいいけど、花がダメ。」と返信が。

請がこんなに強いのに、アンスリウムの真では釣り合わない。
正風体でしょ?正風体らしくしなきゃ。
まず、流枝を左流枝に替えてバランスをとりなさい。と返信。

左流枝って・・・・(*_*)
自慢じゃないが、やったことないし。。。

あわてて電話をかけると、左流枝の他・・・

ストレリチアくらいの洋花を持ってくるならともかく、洋花じゃ負ける、
真に石化柳を配置する事、胴はイブキを、
副は何かない?タニワタリとか。 とテキパキっと指示。

この時、既に夜の10時。。
明日は朝9時から会場設営の手伝い、続いて生けこみ、参観日、夜は別花展の指導、おまけに娘の誕生日。
一からやってる時間がない。
はい、この時間から立花をもう一瓶決定~

生けこみではまた別の先生のお友達先生が覗きに来てくださって、
流枝の座にオクロレウカを使っていたのを、
通用物といっても、ここでは木、その中に草が混ざっている状態だから、前置の千両を下段大遣いの要領で座にするように。
と。
イブキをもう少し長く使うように。
また、控枝内あたりに、リンドウとオクロレウカを小さく入れると、縁も続くし、間が締まるから、と指導下さいました。
先生のお友達先生方には大変お世話になってしまいました(+_+)
私の事をお友達先生んとこの子ってだけなのに親切にしてくださって感謝です。


で、、ようやく終了。

他にもイロイロあったもので、、とても疲れました。。









2 件のコメント:

  1. K.Tちゃん、お疲れ様でしたぁ( TДT)
    本当に大変だったねぇ(→.←)
    けど、素敵に仕上がってるよ!
    苦労が沢山詰まった立花。皆に助けられて仕上がった愛情たっぷりの立花だよぉ~(。´Д⊂)。

    ギリギリまで焦ったり、やったことないことをせまられたり、助けられたり、叱られたりを繰り返し経験して上手になっていくんだろうね。花だけじゃなく、花を通じて知り合った人達にもまれて技術も人間性も育っていくのかぁ…。伝統文化の厳しさを最近つくづく感じる私です…。

    頑張りましょう!お互い!華道の世界に足を踏み入れた以上厳しいことばかりだけど…(^-^;

    本当に忙しい中、お疲れ様でした。
    まずは、しばらく休憩してください(⌒‐⌒)

    返信削除
  2. ありがとう。
    ほんと、いろいろな事が起こるもので(笑)、、
    勉強になるのも、くじけそうになるのも花展だね。

    でもね、なんだかんだ言って、面白いなぁとか、好きだなぁって思っているんだよ、みんな。。
    やることがあるっていいなぁって思う!

    頑張りましょう~(*^_^*)

    返信削除