2014年3月29日土曜日

私事 −ビックリなお客さん−

教室を始めて3年半が過ぎた。早い…。
生徒さんは30代が3人、小学生が1人、母と義姉の計6人。私がまだ若いから年齢層も上がるのは仕方ない。

今日は4週間ぶりの稽古かなぁ(^-^;?うちの母を含め生徒さんは2人だった。生徒さんも結婚やら、出産やらで休みがち。正直、私も最近やる気が失せてきた…。まぁ、そもそも自分が勉強したいが為に開いた教室。仕方ないけど。

っと、教室終わりがけにひょこっと来客が一人。
え?!次回よりお花を習いたいと、60代のおば様がいらした( ; ゜Д゜)。
「以前、床の間に飾ってあった生花にすいこまれまして、私もしてみたいと思いました」と…。

え?マジで?!何いけてあったんだ?(@_@;)汗汗汗

どうやら、サンシュユの一種いけを見たらしいです(^-^;

ビックリしたけど、嬉しかった。先生の教えが私にもちゃんと伝わっているんだぁ〜と初めて実感。

けど、結構適当に教室してきたし…、大丈夫かなぁ〜と今になって不安がよぎる…。ちょっと、おどおどしている私です(^-^;。

どうやら、私の人生の中でお花は辞めようと思っても辞められないようになっているみたいです。そう感じた一瞬でした(^-^;。

立花新風体_11番


なぜ新風体を生けるのか・・・
正風体でかっこいいんだから、新風体にする必要ってある?
という疑問から、脱しきれず、ずるずると敬遠したままここまで来ています。


今回は出稽古でした。
「素敵なタニワタリが入っているから、新風体にしてみない?」と先生。

理屈がわかってない。
理由が見えない。

わわわ~と思っていると、私の後からいらっしゃった方が、
「まーすてき、新風体にいいわねー。」と。

もう、頭の中がパニック・・・
だって、私は大きなタニワタリを見て、どこへ配置するか・・と思うのに、
生けたいとおっしゃるのだ。

私の花材を眺めて、「このシャガも綺麗ね~」って。

ああもうナンダカワカンナイけど、
こうですか?
ああですか?
○×△・・
△○×・・
で、生けあがったのが上の図。

カラーとピンクのデンファレデルフィニウム(です!間違えました)は新風体を生けるつもりで花材を持ってこられた方から頂き物。
下段のヤブコウジ、イワカガミ、春蘭は先生の所での頂き物。



一つだけ、わかった事は、
正風体では真になれない(格の上で)花材が新風体なら主役になれる。

そこから始めてみるのもいいのかも・・・



2014年3月23日日曜日

14番 T.F 自由花

今年もやってきました。
石川県いけばな連盟主催、いけばな展。石川県庁の19階景色が最高な場所で花展が行われます。場所が県庁だからか、入場料無料です。出展料は12000円しっかり取られますが…(笑)

いけこみをしている際、石川県知事も様子を伺いにフラフラしてました(笑)

ー花材ー
ラナンキュラス、赤柳、雪柳、スイートピー、ゴット、丸い葉っぱ(名前分かりません)

毎年思うのですが、この花展は問題が2つあります。

-問題1-
床から20センチ位の高さに台がもうけられる。拝見の際、人が見下ろす感じになる。
問題2
他流派ごじゃまぜで配置されるので、なるべく背の高いものをいけなければならない。池坊の自由花は小さい作品が多いの、普段のいけかたをすると作品が映えないのです。

この花器を使って、背を高くいける…。見下ろしても綺麗に見えないと…。考えて考えぬいた結果、この作品になりました。
大きな物をいけると、花器が倒れる危険性があるし、軽くて大きく見える物、動きに自由がきくものは…?。花屋さんにあるもので当てはまるのは細い赤柳しかない…で、この作品に(笑)←結構単純?

この花器は先日購入したもの。可愛くて春にピッタリ!お気に入りです(⌒‐⌒)
が、この花器で他の形を作れと言われると…。もう発想がわきません(苦笑)
皆さんが、この花器を使うとどんな作品になるんだろう…。見てみたいです。

立花_猫柳の三所遣い 11番


昨日は、普通に今迄からの先生の所のお稽古です。
胴のいぶき、後囲の松、木留の椿は使いまわし素材です(笑)

猫柳が真っ白でかわいくて、先生が絶賛。
そのため、こでまりを真にしようかと画策しておりましたが、、、
やっぱり猫柳を真にしてみました。
結果、納まりよくまとまったので、よかったんだと思います~
正真、受内、胴内に入れた、紫色の花は、葉っぱを見るとフリージア?
花付きをみると、グラジオラス?
花弁は剣菱。
なんだかよくわかりません。。
(追記:ぐぐってみたら、春咲グラジオラスでした!)

片遣いはやめよう・・と思うと、副側にオクラレルカがいるのかな?
ぐるっと木で回っているので、副側に草ものはおかしいでしょ?
正真の前、胴内にオクラレルカが一組入ってはいるけれど、中心だしなぁ・・
誰にも聞けず、もそもそ生けてました。。

これでいいのかなぁ。
解る人、教えて下さい(笑)


2014年3月1日土曜日

立花・さんしゅゆ三ヵ所遣 生花・梅 11番

月末のお稽古は、ダブルヘッダー。
予定されてた立花に、
「御玄猪×配りで梅を生けます。」
が加わり、午前から来るように。と。
一日お稽古漬(笑)



[ 生花 梅:瑞枝の真 ]
配りはしっかりしたものを選ぶ。
径が2cmほどあるような胴木でしたので、配りの間でピタッと収まるような幅と、体〜副が入る前後をみる。
幅・形が沿わない時には、配りの内側を削っておく。
胴木は配りの幅に合うように、また、傾きを考えながら、ナタで落としておく。
これだけを生けて、止まっている状態が理想。
胴木を立て、真〜副を入れてせめぎを止める。
体奥忘れないこと。
前あしらい〜体まではかっこよく差し込んでいく。





[ 立花 さんしゅゆの三ヵ所遣い]
真請控・胴木:さんしゅゆ
副流:香木
正真・請内:ストック
胴:イブキ
前置:マサキ(かな?)
見越:柳
後囲:松
木留:椿
草留:小菊

胴木を作ったのは初めてで、つなぎ方、留め方、、つまり、
 のこぎり・それなりの長さに切って
 ナタ・2本の角度を出して、余計なでっぱりをカット
 小刀・細かい作業はこれが便利で
 電気ドリル・女子にキリとドライバーでって無理無理・・
 合釘打って・胴木と足をつないで、出の角度を出す釘、大小2本
 ビス留・胴木2本を固定
・・が妙にテンションあがる(笑)
この作り方さえマスターしておけば、
しゃれ木でも、松でも、やることは同じだから。。と。
今日の立花はこれがポイントでした。
同じさんしゅゆが胴に入るので、請~胴まで、縁つなぎの枝が2本入っています。
草のストックは縁の枝から外へは出ないし、ぐるりと外側を木物が回っているので、
前置に草物を使ってはいけない(んだと思う)
さんしゅゆの三ヵ所は、単調にならないように、工夫(しっかりした切り枝が入る等)をする事とおっしゃいました。
見えにくいんですが、真は切枝を、控えにはさらに太目の幹が入っています。
胴木に添うように胴のイブキが入るけれど、
胴木が入っているから、大げさにならないように。
前回、椿の前置の時に、枝の伸びてくる感じが足りないと指摘を受けましたので、
やりすぎた?と思うぐらいにぐいっと伸ばしてみました。
特に注意を受けませんでしたので、それぐらいの気持ちでやってもよいようです。

花器について、
どっしり型の花器なので、それに似合うように、しっかり枝を選んで、ザ・正風体に生けた方がいいとおっしゃいました。
お一人、細身の花器をお使いの方には、
真を低く、請を長く置いて、軽やかに今風に生けた方が似合うでしょ とおっしゃってました。

なるほどです。。
今風に、軽やかに生けたいときには、
花器も粋な物を持っていく、という事ですね。。 了解。